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精子も精液も、性欲も増す亜鉛!

 亜鉛は、欧米では「セックスミネラル」と呼ばれ、精子の製造や性ホルモンの分泌、前立腺の働きの改善を促して、精子と精液を増やし、精力そのものを強める働きを持っていることで知られています。

 亜鉛が不足すると、精子を作っている精巣(睾丸)の中の精細管が委縮してしまい、精子が作られなくなることが実験で確かめられています。

 精巣には、多量の亜鉛が含まれています。そのため、亜鉛が減少すると、精子減少症を引き起こしやすいと言われています。

 前立腺は、精子に栄養を与えて、精子の活動能力を高める働きを持つ精液を分泌します。そして、この前立腺には、亜鉛が体内で最も多く含まれているのです。

 さらに、亜鉛は精子と精液を増やすとともに、性欲を増したり男性器の充血度そのものを強める、性ホルモンの分泌を増やします。そのため、欧米では、亜鉛がインポテンツ(性的不能)の人の治療にも使われ、治る人が多数報告されています。

精子の元は生まれて72日で精子に成長する。200242588-001

精子の元となる精祖細胞から、細胞分裂によって精母細胞を経て精子に成長するまでに72日かかります。

この細胞分裂に、亜鉛が必要です。

亜鉛が不足すると精子細胞の分裂が遅れ、精液の量や濃度、運動率の低下により正常な精子は徐々に減少され男性不妊症の原因にもなることが報告されています。

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