精液検査は、不妊治療を始めるときに男性側が受ける一般的な検査です。不妊の約50%は男性側にも原因があるとされていますので、不妊治療を検討されているご夫婦はまずは精子検査をお勧めします。15年以上の男性不妊症検査の経験を生かして、不妊原因の早期発見を目指しております。
精液検査では、精液の量や精子濃度、運動率、精子の形態などを調べます。2日以上7日以内の禁欲期間をもち、マスターベーションで精液を採取し顕微鏡で確認します。
精液中に精子がない状態が無精子症、精子濃度1mL中に1,500万個未満が乏精子症と診断されます。男性の精液性状にはそのときどきで変化がありますので、一度目の検査で悪い結果が出た場合でも、再検査をして問題ないとされる場合もあります。そのため、複数回の検査によって体の状態を確認する事をお勧めします。
また、無精子症や重度乏精子症の疑いがある場合は、男性不妊専門医への受診をお勧めいたします。
<自然妊娠が期待できる基準値(WHO)>
項目 | WHO基準値 |
精液量 | 1.4ml以上 |
精子濃度 | 1600万/ml以上 |
精子運動率 | 42%以上 |
精子正常形態率 | 正常な精子が4%以上 |
ヒト精液検査と手技 WHOラボマニュアル第6版(2021年)より
精液検査を受けるために
精液検査は2日以上7日以内の禁欲(射精しない期間)をもって行うのが望ましいです。また、それ以上禁欲期間が長くなると精子所見が悪くなる等、正しい結果がでないことがあります。この点を考慮し、採取をしてください。
- 郵送精液検査費用 4380円(税込)、写真付き検査5480円(税込)
- ※このほかに、3回検査10890円(税込)写真付き3回検査12980円(税込)
精液検査の流れ
- ①精子検査キットの購入
- 郵送精子検査キットを購入します。※Amazon、楽天市場でも販売しています。
- ②精液採取
- お好きな場所で精液を採取していただきます。
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- ③検体の発送
- 精液を採取したらポストに投函します。
- ④精液の確認
- 採取した精液を顕微鏡で測定します。
- ⑤精液検査結果
- 精子濃度などの検査結果はマイページにてご確認できます。
精液検査の結果が思わしくなかった場合
男性の精液にはそのときどきで変化がありますので、一度目の検査で悪い結果が出た場合でも、再検査をして問題なしとされることも珍しくありません。WHOガイドラインでは少なくとも2回以上検査を行うことが推奨されており、 精液は生活習慣によっても左右されます。例えば、喫煙習慣や過度の肥満は精液所見を悪化させるリスクファクターであることが分かっています。精子を改善するための注意点を以下にまとめました。
精子を改善するためにすべきこと
圧迫しない | 長時間の座り姿勢は精巣を圧迫します。デスクワークや、車・自転車の運転時には1時間に1回程度は立って血行を改善しましょう。 |
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温めない | 精子は高温が苦手です。長風呂や長時間のサウナは避けましょう。下着はブリーフより風通しのいいトランクスがおすすめです。ノートパソコンを膝に乗せて長時間作業するのも避けましょう。 |
タバコを吸わない | 喫煙は精子の状態を悪化させることがわかっています。 |
太りすぎない | 過度の肥満も精子を悪化させるリスクファクターであると報告されています。 |
禁欲しすぎない | 精巣に古い精子が残っていると、新しくできた精子も酸化させ運動率が悪くなると言われています。禁欲期間は3〜4日に留めましょう。 |
定期的に運動する | 骨盤内の血流を良くするために継続的に運動しましょう。ウォーキングや軽いジョギング、ヨガ、ストレッチなどがおすすめです。 |
その他、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンC、亜鉛、葉酸等いくつかの栄養素は精子所見を改善させるとの報告があります。バランスのよい食事を心がけましょう。また、OESではモニターさんの精子によい結果をもたらしたサプリメントを販売しております(1カ月分12960円)。
家族計画の第一歩は男性自身がまずは知ることです。
弊社で販売している「プレグナクト」シリーズはストレスを最小限に抑え、男性不妊を回避するためのものです。
プレグナクトの意味とは、妊娠を意味する「Pregnant」と活動を意味する「Activity」を合わせて妊活を意味する造語です。
なかなか子宝に恵まれない…そんなご夫婦のお手伝いが出来ればと思います。
(株)OESは、妊活の最善の解決方法をご提供できるよう日々研鑽しております。
精子検査のプロフェッショナルとして豊富な知識と実績から最善の解決方法をご提案します。
まずは自分を知ることから始めませんか?
【よくあるご質問】
▪️精子検査を受ける際に、何か準備しておくことはありますか?
精子を採取する2日前から射精をしないでください。逆に、7日以上射精をしないと結果に影響する可能性があるので注意が必要です。
▪️何時に精子を採取すると良いですか?
いつでも結構です。
▪️精子の数を増やすには何かしたほうがいいですか?
基本的には「健康的な生活」を心がけることです。ストレスを減らし十分な睡眠、禁煙、適度な運動、適切な栄養摂取は精子の状態を改善させます。
▪️毎日射精したらどうなりますか?
精子は常に新しいものが作られているので問題ありません。むしろ毎日射精すると精子の運動率が良くなるという報告もあります。
▪️精子に良い食べ物や悪い食べ物はありますか?
基本的に「健康に良い」とされている食べ物は精子にとっても良いです。特に亜鉛が多く含まれている食べ物は精細胞に良いと報告されております。
▪️おたふくかぜを引いたことがありますが精子は大丈夫ですか?
おたふくかぜにかかると精巣が腫れてしまうことがあります。それは精巣炎です。炎症が悪化すると、精子を作る機能が低下する可能性があります。
▪️もういい歳なのですが精子は大丈夫でしょうか?
精液の状態は加齢とともに能力が低下していくことが報告されています。
▪️男性の不妊検査はどこで、どんなことをするのですか?
男性の不妊検査は精液検査と、泌尿器科的な検査に分けられます。精液検査は、受診されたほとんどの方が受ける一般的な検査です。
泌尿器科的な検査は、診察・エコー検査・採血など短時間で簡単にできる検査です。
不妊症カップルの50%程度には男性側の原因もあるとされており、男性不妊の原因検索は治療方針の決定に重要で、女性の検査前に男性不妊検査を行うことが推奨されています。
【男性の妊活において大事な6つのこと】
男性の妊活は、健康な精子を生産し、パートナーの妊娠を支援することを目指します。
以下は、男性が妊活をする際に考慮すべき6つのポイントです。
1:健康な生活習慣の確立:
健康な食事:バランスの取れた食事を摂取し、栄養価の高い食品を重点的に摂ること。
適切な運動:定期的な運動を行い、適度な体重を維持すること。
ストレス管理:ストレスを軽減するためにリラックスする時間を持ち、ストレスの多い状況を避けること。
2:有害物質の回避:
タバコやアルコールの摂取を控える。
薬物や違法薬物の使用を避ける。
有害な化学物質や放射線の接触を最小限に抑える。
3:定期的な健康チェック:
精子の健康を確認するために定期的に医師に相談する。
慢性的な健康問題がある場合は、治療や管理を受ける。
4:栄養補助食品の摂取:
亜鉛や葉酸、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素を含むサプリメントを摂取することが推奨される場合もある。
5:適切な性生活:
適度な性生活を維持し、タイミング法を活用して性交渉を行うことで、妊娠の確率を高める。
6:医師の相談:
妊活に関する質問や懸念がある場合は、医師や専門家に相談することが重要です。
特に不妊症の問題がある場合は、早期に専門家の助言を受けることが大切です。
これらのステップを遵守することで、男性は自身の健康を最適化し、パートナーとの妊娠を支援することができます。